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【コンウェイのせい】2014年ヒューストンレース1において佐藤琢磨と接触したアレシンの発言に由来。アレシンは周回遅れになる際に佐藤と接触したが、「(周回遅れとなったのは)コンウェイに追突されたから」と述べ、それを実況陣が「アクシデントはコンウェイのせい」と要約したために広まった。

【可夢偉式アップデート】2010年日本GPにおいてアルグエルスアリを抜く際にサードポンツーンを接触により破損した小林可夢偉がその後自己ベストを連発したことに由来。マシンに損傷があるにも関わらずタイムが良い場面、あるいはマシンからパーツが脱落することそのものを指す場合もある。

【部長】モータースポーツ界隈では専ら山本尚貴を指す。由来はサントリースーパチューハイのCMのスーパー部長に顔が似ていることから。山本部長とも呼ばれるが、ホンダのモータースポーツ部の現在の長である、山本雅史氏もしばしばメディアでは山本部長と表記されるので混同には注意が必要。

【ノーパワー】2016年ル・マン24時間レースでの中嶋一貴からの無線に由来。トヨタ7号車は24時間経過を目前にしながら加給圧が低下するエンジントラブルを起こして勝利を逃した。なお、この無線が流れたのは残り時間6分30秒頃であり、「残り3分でノーパワー」は厳密には正しくない。

【ウッドチャック】北アメリカに広く生息するマーモットの一種で、カナダGPが開催されるジル・ヴィルヌーヴサーキットにも時折出没する。2007年にはデビッドソンが、2018年にはグロージャンがウッドチャックと衝突する事故を起こした。なお、デビッドソンはビーバーだと記者に話していた。

【ステルス】ニック・ハイドフェルドを指す。高い完走率を誇り、通算13回の表彰台経験を持つ一方、F1での優勝経験は無く、派手な活躍とも無縁な彼を人々はいつからかステルスニックや さんと呼ぶようになった。なお、フォーミュラEでも勝利は無いが、2013年のプチル・マンでは優勝している。

【迷子】2012年ブラジルGPにおいて、コースアウトしたライコネンがオフィシャル用の通路を使ってコースに復帰しようと試みるも、通り抜けが不可能であったために引き返したことを指す。ライコネンは2001年に同じ方法で復帰に成功していたが、今回は閉まっていることを知らなかったようだ。

【leave me alone】2012年アブダビGPのライコネンの無線に由来。担当エンジニアによる後続とのギャップを伝える無線に対し、「放っておいてくれ」と返答したもの。所属チームのロータスはこのGPでの優勝記念としてライコネンの発言をプリントしたシャツを販売した。

【二人ともイキスギ】2014年の鈴鹿1000㎞でシケインで仕掛けた23号車と守る36号車が両者シケインをオーバーランしたことを指す。通常シケインのカットはペナルティ対象だが、本件は2台ともはみ出たためお咎めなしとなった。実況・解説の発言が某語録を連想させることから話題となった。

【ガッツポーズ】2006年ヨーロッパGP予選Q2でのフジテレビの実況が元ネタ。この予選でフィジケラはヴィルヌーヴに予選を妨害され、ホームストレート上で抗議のために手を挙げた様子が誤ってガッツポーズと実況された。以後、抗議のために手を挙げると実況でガッツポーズと書かれることがある。

【バルサン】エンジンブローを指す。エンジンブローではシリンダーブロックの破損により大量の白煙が噴出することがあるが、その様子が有名な燻煙式殺虫剤を連想させることに由来。なお、原因がエンジンブローでなくても白煙が出る状況では使用されることがある。

【ドナドナ】モータースポーツではトラブルやクラッシュでストップしたマシンの撤去・パドックへの輸送を形容する言葉。元々の由来は子牛が売られてゆく様を歌ったイディッシュ民謡"Dona Dona"であるが、そこから転じて何かが運ばれていく様子を表すネットスラングとして広まった。

【マモノ】「甲子園には魔物が住む」という格言から転じて、上位のリタイア・天候の急変・SCの導入といった、レースが波乱含みの展開になった際にマモノの仕業とされることが多い。とりわけニュルブルクリンクやスポーツランドSUGOといった山間部の狭いコースではマモノが出没することが多い。

【ペヤング先生】元F1ドライバーのデビッド・クルサードを指す。「ペヤング」は顔の四角さに由来するが、「先生」の由来は諸説あり不明。ペヤングから派生して「まろやかな走り」、クラッシュ時には「湯切り失敗」と表現されたりもする。実況では直接的に□や■で表現されることもある。

【FF】前輪駆動方式のレース車両はツーリングカーを中心に存在するが、話題となるのは専ら2015年に日産が投入したGT-R LM NISMOである。日産が鳴り物入りで投入したこのマシンは大いに注目を集めたが、結果は芳しくなく、ル・マンの一戦のみの参戦でプロジェクトは打ち切られた。

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